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ウィスキー千夜一夜

2018/12/08

【第003回】グレングラッサ

はい!みなさんこんにちわー。本日も始まりましたBAR岩田でウイスキーを片手に○○を語ろうでございまーす。神戸市加納町の三丁目のBAR岩田からお送りさせていただきます。私BAR岩田のマスターの、岩田でございます。

ウイスキーおじさんの、佐々木です!

あーついにね、始まっちゃいましたね。なんとですね三回目ですよ三回目!二回目で終わると思ったお客様、残念ながら始まってしまいましたよ三回目!

(笑)

いや~、このままどれだけ続くかの我慢比べでございますけれども、まぁ~皆さんどの様になるかちょっと、温かい目で見守ってもらえたらと思います!

はい。

じゃ、本日どんな感じのちょっと、飲まれますかね?はい。

そやね。前さ~。

はい。

前回なんか最後の方にマスターが、もう無くなったとかまた復活したとか、そういう話してなかった?

あぁ~!閉鎖蒸留所の話ですかね?はい。

うん。それのまぁ、最近復活した。

はい。

蒸留所っていうウイスキーを一杯。

あぁ~。なるほど。そうですね、今あの~色んな、スコットランドとか日本なんかでもそうなんですけども、たくさん結構再開してるんですよ。

なんで?

え~日本の場合はですね、多分今、ブーム。それでこそ前回ちょっとお話しさせていただいたNHKのドラマのマッサンですね。

マッサンな。

はい。あれ以降ですね、凄いあの~今まで閉鎖してたところとか、新規で蒸留を開始したっていうところがすごく多くてですね。

日本でも?

日本でもですね。日本だと閉鎖してたところだと…

うん。

まぁやってなかったところですね。えーっとちょっとマニアックなんですけども。

うん。知ってる。

あれですね…知ってるってなんですか!?(笑)

マニアックなBARはわかってるからええで(笑)

えー、鹿児島に本社がある本坊酒造さんっていう。マルスウイスキーてのを出しているところがあるんですけども。

焼酎のとこ!?

あ、そうですそうです!日本酒とかでも結構あるんですけど。そこに今ですね、メインとしては長野のところで駒ヶ岳ってのをだしてるんですが。

またまたまたまた…どこで売ってるんだいってぐらいの(笑)

(笑)

ねぇ(笑)

それのですね、本来は、最初は鹿児島で蒸留してたらしいんですよ。

はいはいはい。

で、その蒸留所。まぁ津貫蒸留所っていうんですけど。

うん。

そこがですね、再開した。

はいはいはいはい。

で、蒸留を開始してる。

ほぉ~。

で、ニューポット。まぁあの要に言えば蒸留したてのやつですね。てのをちょっと売ったりだとかしてるってのと。

ほぉ~。

あと、まぁ個人的にですねちょっと応援しているところ。まぁ本坊さんも応援してるんですけど。福島にですね、笹の川酒造ってところがあるんですよ。

日本酒?

日本酒?うーん日本酒…。まぁそうですね…(笑)

名前っぽいよね?(笑)

そうですね(笑)そこが、えーまた、休止してたのを再開したりっていう。

ほぉ~。

まぁ新規でやってるっていう、始めたってのがなんとですね。5、6件あるんですよ。

なるほど。日本で?

日本で。

そんなにあるの?

北海道の厚岸、茨城、静岡、えー、あとですね、岡山。

岡山!?

岡山。…えーあと、どこだっけかな…。なんかあと一つぐらいあった気がするんですけどちょっと忘れてたらすいません!みたいな感じですけども。

うんうん。

結構増えてまして。

へぇ~。

まぁ、これからどんどんどんどん日本のウイスキー業界が活発になるであろうっていう。

ほうほう。あ、そんだけブームなんや。

でもまだ歴史というかあの~結構ですね、潰れたまんま取り壊されちゃったりしたパターンも多くて。軽井沢なんかそうです。

なくなったんやな~あれ。美味しかったね~。うん。

あれ自体がもう、ちょっと。キリンさん持ってたんすけどね。再開することなく解体されて。ただポットスチルがですね。あの~軽井沢の蒸留で使われてたポットスチルが、なんかオークションかに出されて、その静岡の蒸留所のところで使ってるって話なんですよ。

オークションとかで!?(笑)

(笑)

なんかすごいリユースで。ええ感じで使ってるんやね~。

使ってるんですよ(笑)。なんかそういう話もありましてね。まぁ、そういう風に無くなっても、そういう風に使われるってのもあるんですけど。

うん。

まぁスコットランドの場合ですね。結構その歴史長い分だけ、閉鎖されたり。

はいはい。

っていう歴史の流れに飲まれてなんか無くなったりとかっていうパターンが多い中でですね。

うん。

結構最近はあの~なんか再開。休止してたところが再開しましたよっていうニュースが結構流れてはきてるんです。

あぁ~じゃあウイスキーの世界はちょっと元気がいいんや

元気が良くなってきてるってことですね。はい。

嬉しいよね~。僕らウイスキーおじさん達からすると、活気がある。ね。

活気が。はい。そしてもう飲めなくなったであろうていう。まぁそういうやつって得てしてですね、やっぱり生産中止、やめましたよ~とかもう閉鎖しましたよ~ってなるとですね、値段が跳ね上がるんですよ!

(笑)

物凄い跳ね上がる!で、もうとたんにもう一杯やれ五千だ六千だ。もうおなんていうんですかね~神戸牛食えちゃうよ!(笑)

一杯で?(笑)

一杯で(笑)

でも、美味しかったら飲む人はおるやろね~?

そうなんですよ~。まぁそういう中でですね~まぁ、そうなっちゃうとどうしても普通の人、まぁ一般の方は中々飲める機会が無くなっちゃうんですよね。

そやね。我々のような一般おじさんは。

はい。ヒイヒイ言ってる中で。

一生懸命お小遣いをね。

はい。捻出して飲みに行くんですけども。

そうそうそぅ。うん。

そういうもう飲めなくなっちゃったかなってやつが、再開することによって、また飲めるようになるっていうそういう話でございますね!

なるほど!…で?

じゃ、本日のアレですかね?

その、そのウイスキーはなんですか?

はい。ちょっとですねマニアックなんですけど(笑)

わかってるって、この店(笑)

本当ですか!?それはありがたいですね(笑)

はい(笑)

もうリスナーの方もちょっと、そこらへん理解してもらえるととてもありがたいと思います(笑)

うん。(笑)

本日はですね、グレングラッサというスコッチウイスキーですね。ちょっと紹介させていただきます。

えー。これもう一回じゃ絶対覚えられへんような名前やね!(笑)

本当ですね(笑)。まぁちょっとこの蒸留所を紹介させていただきますと、えー創立されたのは1875年。

1875年つったら日本でいうたら明治維新なってちょっとして、千島樺太交換条約?

おぉー!!

そのあたりじゃない?

そのあたりですね!

さっき調べただけやけどな(笑)

(笑)

ネットでさっき調べただけですけど~(笑)

なんですかそれー!!ネタバレしちゃってるじゃないですか!(笑)

うん(笑)

まぁそれぐらいの時に蒸留所が造られて。

うん。

1980年代の半ばくらいまで蒸留してたということですね。

ねるほどね~。

で、そこから休止に追い込まれ。

ほうほう。

一回閉鎖されてしまった。

ほうほうほうほう。

そしてですね。2009年。

ほう。

蒸留をなんと、開始して。

まぁ8年9年前に?

はい。そういうことですね。

復活したんやね?

はい。

これね。

そうですね。

これ透明だぞ?こっち透明で。2本あるんですけど。

はい。

透明なのと、ちょっと薄茶色?

あ、はい。そうですね。2本ちょっと今日用意させてもらったんですけど。

ほぉ~。

えー、透明な方はですね。それこそさっきちょろっとぽろっとちょっと言っちゃったんですけどニューポットっていう単語ですね。

なんだそれ?

あの~要に言えばですね。

うん。

搾りたて。

ほう!

蒸留したて。

はいはいはいはい!

もう樽になんも漬けてない状態。

あっ!樽に入ってないから透明、無色透明なんやね?

あっ、そういうことなんです。まぁ要に言えばですね、やったら度数の高い麦焼酎だと思ってください。

あ、そうかそうかそうか!

はい。

焼酎やね。麦の焼酎ね!

はい。

わかりやすいわかりやすい!

わかりやすですかね?

うん。

まぁ度数としては50%60%いくんでね。もう(笑)

ひっくり返るね(笑)

はい。ヤバいんですけれども。

うん。

まぁそちらがニューポットというやつで。こういうのは大体ですね、あの~蒸留を開始するときにしか出回らないんですよ。

そうか。

そのあとってのは、販売しなんですね。なんでか。

じゃ、これ貴重なんや?

貴重ですね。

ほぉ~面白いね。

でまぁ、飲もうと思えば多分蒸留所に行けば、もしかしたら飲ましてもらえるかもしれないぐらいな様なやつなんですけど。

うん。

まぁそちらと、もう一本ですね。

うん。

こちら、えー6年物。2009年蒸留して、えーそっからちょっと6年寝かした。

んでこの色がつくわけやな~。

はい。ちょっといい感じの色がついてるかなと

ねぇ!ついて。いい色がついてウイスキーの色になって。この透明なのが、6年樽の中で過ごすとこんな、ねぇ。褐色。

はい。なるという。

いうわけやなぁ~。

ちょっとあの~リスナーの皆さんには色が見えないので何とも言えないんですけども(笑)

そうですねぇ。そんな感じ。

ちょっと見たかったら是非BAR岩田に来てもらえれば見れますのでね、はい。

いつ来ても暇な店ですからね(笑)

ちょっとあの~皆さんのお金落として戴けるとありがたいかな~と思うところはありますね(笑)

(笑)。でさ、さっそくじゃあ、ちょっとニューポットと、この六年物?

はい。

一杯ずつ入れて~。

はい。かしこまりました。ちょっとお待ちくださいね。

(ウイスキーを開ける音)

ちょっとずつにしますね。

うん。

(ウイスキーを注ぐ音)

では。

すっごい香り立つな!

はい。これすっごいですよ。

入れただけで凄い香り立つね。

はい。これはですね~なかなかあの~ヤバいですねホントに(笑)

この香り…きっついわ~。

きっついんですよ~。きついですよね?

ちょっと飲んで。うん。

まぁ、まぁホントにきついんですけど。これの面白いところはちょっと水を足すと、結構味が変わる。

なるほどね。おぉ~。あぁ~でも、きついけど…。

はい。

コクがすっごい有るね。

あぁ~そうなんですよ!

うん。

なかなか、はい。

そうね。

面白い。

面白い。焼酎と思って飲んだけど。

はい。

焼酎よりも麦の味と言いうか。

あぁ~そうですね。モルトの感じですね。

な!うわ~。でもずっと飲み続けられるな!(笑)

(笑)

ピリピリしてきた!舌がピリピリしてます(笑)

これはですね~がぶ飲みするようなモノではなくてね。ちょっとホントお試し程度。

ほぉ。

これが樽に寝かしたら、どういう風に変化するかなってのを見るための。なんて言うんですかね。ワインでいうところのボジョレーヌーボーみたいな。

はいはいはいはい。

その年のなんか、ブドウの質をみるんじゃないんすけど。

はいはい。

あんな感じのものですね。コレ。

ほぉ~。

期間長いんすけど。十何年先の話なんで、ホントに。

長いノリやね。

長いノリですよホントに。

そう思うとすごいな。

はい。面白いかなと思いますよ。

一年一年じゃあまだまだ、若い。

はい。

若造なんや。

若造ですねホントに。ウイスキーの世界だともうホントに十年二十年っていう世界。

当たり前っていうか。

はい。

ほぉ~。

じゃあ六年物の方ちょっと飲み比べしてもらっていいですか?

お願いします。じゃあいただきますね。

(ウイスキーを注ぐ音)

ではどうぞ!

…あっ、ぜんっぜん違うね。

おっ!全然違いますかね?

うん。このニューポットの透明な方飲んでから、六年物飲んだら~。

ふむふむ。

なんか…僕のボキャブラリーが無いのが辛いけど(笑)

(笑)

全然ラジオ向きじゃないけど。ほっんと華やかっていうか。

あぁ~なるほど。そんな感じですねホントに。

でも鼻に抜ける感じは同じやもんね。

そうなんですよ。

ふむ。

まぁ度数としてもまだ六年くらいだと、そんなにまだ下がらないってのがありますね。

ああそうかそうか。度数下がらん。

はい。

えっ、これさ?あの~これがまた十年して、十五年ができ二十年をして、ね。

はい。

二十五年、三十年が出来したら面白くなるよね。

面白くなりますよ~ホントに。

僕達生きてるんかなぁ~みたいな。

いやいやいやまぁ~そうですね。

おじいちゃんになっても飲んだら美味しいかもな!

そうですね。まぁ80、90ぐらいまで飲みたいところでありますからね!(笑)

そうやな!

(笑)

やってるこの店?三十年後。

うーーーん三十年後…頑張ります!(笑)

マジ!?マスターだから、三十年後でまだ六十代だもんな。

もう六十代ですからね。

いけるいける!一番いいときやんな。

はい。まだまだいけますよ。

うん。

まぁそう考えると途方もない年月をちょっと。

そうかじゃあこれ、ニューポット今日飲んだこと覚えておいて三十年後にまた。

はい。

飲んだら思い出すやんな?

思い出すということですね。

ほぉ~。

そういうちょっとロマン溢れるお酒。

ウイスキーそれがあるから面白いな。

はい、そうなんですよ。

へぇ~!…というわけで。今日はニューポットっていうすっごいマニアックな貴重なの飲ませていただきましたが。

はい。

…第四回もあるの?

…四回目ですか?

…やる?(笑)

あ~………やろう…かなーと思いますけれども(笑)

やるの?(笑)

(笑)

やるのね(笑)

やっ!多分やると思いますね(笑)

はい。

多分ですけどね。多分やると思うんですけどまぁ。

じゃ、次はさ。

はい。

ちょこっと!予告!

予告!?

予告編!

予告!

うん。

まぁ~毎度のことながらですね、内容もしかしたら変わるかもしんないすけど(笑)

確かに(笑)。それはオッケOK。

えーと、何回かやらしてもらって。まぁ、シングルモルトっていったらとりあえず蒸留所の名前が明記されてる。

はいはいはい。

ボトルにですね。例えばグレンリベットだとか。

うん。うん。

グレンフィディック。まぁ今回だったらグレングラッサ。まぁ日本だったら白州、余市ってあると思うんですけども。

うん。

えー、実はですね。ウイスキーの世界には、蒸留所の名前が明記されてないシングルモルトってのが(笑)

なんだそりゃもう~。もうどんどんどんどん深みに嵌ってく

はい。もう何とも言えぬ状態にはなるんですけども、そこらへんをちょっと紹介させてもらったらと思います。

わかりました!

はい。

じゃあまた楽しみにしております。

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兵庫県神戸市加納町三丁目にある北野坂のバー「BAR岩田」のマスターがお届けしている音声番組です。ウィスキーの裏話について語ります。

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