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インタビュー

2017/02/22

伝説の「神戸ハイボール」が飲める三宮・北野のBAR岩田

BAR岩田のウイスキー千夜一夜

初心者のためのBARノウハウ「BAR虎の巻」

岩田 智

提供:岩田 智

人生もお酒も、有るうちに。三宮・北野のオーセンティックBar「Bar岩田」のマスター。

    知る人ぞ知る伝説のハイボール「神戸ハイボール」とは?神戸ハイボールと他のBARではお高い古いウィスキーがリーズナブルにいただける、神戸三宮・北野の「BAR 岩田」 さんを取材させて頂きました。

    はじめまして、ドリタルと申します。本日はよろしくお願いします

    BAR岩田の岩田です。こちらこそ、よろしくお願いします

    さっそくですが、バー岩田さんは開店して何年になりますか?

    2年と7ヶ月くらいですね

    なるほど、これまでに来店したお客さんの数は覚えていますか?

    それは、覚えてないですね(笑)

    そうですよね(笑)店舗名の由来を教えてください

    前の店舗がバー佐々木だったのですが、私が店舗を継承するときに「バー佐々木の岩田」ではわかりにくいだろうということで、バー岩田に改名しました

    なるほど

    あと、個人名を出していたほうが信頼性があがるという理由もあります

    ちなみに、マスターのお名前は?

    智(サトシ)です

    苗字は?

    店舗名のとおり、岩田です。え、話聞いてました?(笑)

    もしマスターがご結婚されて、婿養子になって苗字が変わったら、店名も変えるんですか?(笑)

    変えざるを得ないでしょうねえ・・・(笑)

    変えるんですね(笑)そのときは、店舗情報も更新させていただきます(笑)

    はい、お願いします(笑)

    バー小笠原とか(笑)

    なんで小笠原・・・。まぁ、しばらくはないと思うので、大丈夫です(笑)

    バーをやっていて感動したエピソード

    これまでのバー経営で一番記憶にのこるエピソードを教えてください

    男女二人組のお客様がいらっしゃいまして、まだお付合いはされていなかったようですが、ウィスキーを飲んだことがないとおっしゃったので、オススメのウィスキーをお出ししたところドハマりされて、それ以来なにかとお店に2人で来てくれるようになっていました。その後お二人はお付合いされて、ご結婚もされたそうです。まさにウィスキーが繋いだ縁と言えますね

    素敵な話ですね。そのお二人は今も来られるんですか?

    残念ながら、結婚と同時に関東へ引っ越されました。でも、結婚式の二次会で来てくれましたね

    バーテンダーとして心がけていること

    岩田マスターがバーテンダーとして心がけていることを教えてください。

    そうですね、バーはお酒も大事なんですけど、来るお客さんがいかに心地よく過ごしてもらえるかという点を、いちばん気をつけていますね

    心地よくというと、自宅のような感じですか?

    う~ん・・・、自宅とはまた違いますね。もちろん、自宅のようにリラックスしていただいても良いんですけど、日常とは切り離された世界で、いかにリラックスしていただくか、という感じですね。まぁ、なかなか難しいんですけど(笑)

    なるほど・・・。

    まぁ、なんていうんですかね・・・。バーって、すごい異次元な世界っていうか

    異次元

    はい、別の世界じゃないですか。その非日常的な世界を楽しむためにバーに行く人も多いと思うんですけど、変に緊張してしまったりして、リラックスできない場合があるんですよね。そこをいかにリラックスして、ゆっくり飲んでいただけるかっていうのを心がけていますね

    なるほど、リラックスしながら非日常感を楽しんで頂きたい・・・ってことですね

    そうですね。まぁ南国の島に行くような感じでしょうか・・・。イメージ的には(笑)

    バーをやっていて失敗したエピソード

    バーをやっていて、失敗したエピソードを教えてください

    店舗内が狭いので、お客さん同士で話をよくするんですが、そこから喧嘩に発展することがあるんですよね

    喧嘩ですか。殴り合い?

    口論ですね。その場合は、自分が仲裁に入るんですけど・・・

    なるほど・・・。グラスが割れるのも、そういった喧嘩のときですか?

    グラスが割れるのは、酔っ払ったお客さんのときですね(笑)

    それは月に何本くらい?

    いや、さすがにそんな頻繁には割れないですよ(笑)年に4個か5個くらいでしょうか

    被害総額のほうは・・・?(笑)

    10万とか言っておきましょうかねぇ、ここは(笑)

    へぇ・・・。

    オススメしたい一杯は『神戸ハイボール』

    バー岩田さんで、これだけはオススメしたい一杯を教えてください

    これだけはオススメしたい一杯ですか・・・。そうですねぇ・・・

    二杯でも構いませんが(笑)

    一杯目はまず鹿児島にある本坊酒造という酒造メーカーが出している『ジャパニーズ・スピリッツ 光遠』というスピリッツなんですけど、芋焼酎をベースに柚子と緑茶を漬け込んでいて度数が45%あります

    ほう

    なのでジンといっても差し支えはないですね。このスピリッツをジントニックのような感じで飲むとすごく美味しいです

    なるほど

    一本あたりの価格も高くないですし、リピーターも増えていますね

    たしかに美味しそうですね

    ちなみに本坊酒造さんはお酒関係はなんでも作ってまして、サントリーの次に大きい酒造メーカーです。最近ではウイスキーの評価も高くなってきてまして、マルスウイスキーという名前で販売されてるんですけど、争奪戦になっています

    へぇ~

    個人的にはあまり有名になってほしくなかったんですが(笑)

    じゃあ、第二のイチローズモルトになるかも?

    なる・・・かもしれないですね(笑)まぁイチローズモルトさんはベンチャーなんで規模は全然ちがいますが(笑)

    なるほど、二杯目は?

    二杯目なんですけど、当店一番人気の神戸ハイボールをご紹介させていただきます

    はい、お願いします

    昔、神戸には神戸ハイボールというものがあったんですよ

    ほう

    最近、サッポロさんがデュワーズを売り出してるんですが、もっと前からありまして、古くは立ち飲みスタイルなんかでも出していたという話を聞いてます

    そうなんですね

    神戸ハイボールの特徴としましては、基本的にはサントリーの角に炭酸水を注ぐだけの氷なしスタイルです。炭酸とグラスはキンキンに冷やして、ウイスキーは冷凍状態(ウイスキーは冷凍しても凍らず液体のまま)にしています。そのためキリッとした飲み口になります

    手が込んでいますね

    最後にレモンピール(レモンの皮)をすこし絞るのがミソです。一見簡単そうに見えますが、今までに一番苦労したカクテルでもあります(笑)

    習得に?

    はい、カクテルは普通バースプーンという道具でかき混ぜるんですが、神戸ハイボールは炭酸を注ぐ時の水流だけでソーダとウイスキーを混ぜ合わせる必要があるんです。だから一発勝負ということですね

    なるほど。一口失礼します

    は~、うまい!飲みやすいですね

    ありがとうございます(笑)これしか飲まないお客さんも居るんですよ。ちにみに飲みやすいので何杯も飲むお客さんも居るんですけど、ウイスキーはガッツリ入ってるので、ふらふらになってトイレで倒れる人もいるので、飲み過ぎには注意してください(笑)

    アルコール度数はどのくらいなんですか?

    10~20%の間くらいですね

    じゃあビールより度数は高いんですね

    そうですね。あと神戸ハイボールの特徴として、氷が入ってないので、最後まで薄まらずに飲めるというのもありますね

    たしかに居酒屋の氷が入ってるハイボールは、最後は氷が溶けて水みたいになってますね

    神戸ハイボールは最後まで楽しめます(笑)ぬるくなっても味が変わってまた美味しい

    なるほど(笑)いや~、ほんとに美味しい

    ただ、アルコール度数は強めなので、お酒が弱い方は注意してください(笑)

    これから挑戦していきたいこと

    マスターがこれから挑戦していきたい事があれば聞かせてください

    実は昨年の2016年11月から新店舗をオープンすることになりまして

    おお~。そちらもバーなんですか?

    今のBAR岩田はウイスキーがコンセプトなんですけど、新店舗は昼はカフェスタイルで、お酒はカクテルなんかをメインにやっていきたいと思ってます

    マスター、カクテル作れたんですか?!

    はい、一応バーテンダーですので(笑)

    冗談です(笑)

    (笑) とりあえず、年末から来年にかけては、新店舗のほうも頑張っていきたいですね

    ちなみに、店舗名は?

    えー、バー岩田・・・

    セカンド?

    1988

    なぜ、1988なんですか?

    その店が廃墟なんですけど、そこに前の住人が置いていったらしきカレンダーがあったんですね。そのカレンダーが1988年の7月で止まっていたんです

    ほう

    で、その年代をコンセプトにしたバーを作ろういうことになりまして(笑)

    なるほど

    なので店名もそのまま『バー岩田1988』になりました

    提案なんですけど・・・1988だけのほうがオシャレじゃないですか?(笑)

    いえ、それは・・・(笑)岩田っていう名前も売らないといけないので(笑)

    なるほど(笑)

    はい(笑) そんなわけで『バー岩田1988』もよろしくお願いします

    こちらこそ、よろしくお願いします。新店舗がオープンしたら、また取材に伺いますね

    お待ちしております

    この記事を読んだお客様へひとこと

    最後に、このインタビューを読んでくれたお客様へひとことお願いします

    えー、そうですね・・・。ひとことですか?

    ひとことじゃなくてもいいです(笑)

    はい。最近ウイスキーが流行っていますけれども、最近のウイスキーよりも、すこし昔のウイスキーを飲んでいただきたいですね

    なるほど

    ただ、高いのでちょっと手を出しにくいというのはありますが・・・

    すこし昔というと、100年くらいですか?

    いえ、ワインじゃないんですから(笑)だいたい1990年台くらいのを飲んで欲しいんですが、すこし高い

    おいくらくらい?

    大体、普通のバーでワンショット2000円くらいでしょうか

    ところが、バー岩田では?

    なんと、ワンショット900円からご用意しております

    え~~~!ちなみに銘柄は?

    900円からでしたら、スコッチとブレンデッドを各種ご用意しております。

    古いウイスキーのオススメの飲み方とかあるんですか?

    そうですね、古いウイスキーと今のウイスキーを飲み比べていただいて、『こんなに味が違うのか』と体感していただくのが面白いとおもいます

    なるほど

    古いウイスキーを飲んで、ウイスキーを好きになったお客さんもかなり多いですよ。

    古いウイスキーと今のウイスキーの違いはどんなところですか?

    そうですね、香りの広がり方、味の重厚さでしょうか。最近のウイスキーは淡白でライトなものが多いんですが、昔のものは余韻がとても長いですね

    もし昔のウイスキーが好きになって、その好きになったウイスキーが無くなってしまったらどうしたらいいんでしょうか?

    その時はあきらめるしかないですね(笑)お酒は基本的に消耗品なので・・・

    (笑)

    まだ全く無いわけではないので、今だったら味わうチャンスです。あるうちに飲んでみてください

    有るうちに

    はい、有るうちに飲んでみてください

    人生もお酒も、有るうちに楽しみましょう、ということですね(笑)

    …そのとおりです(笑)

    ……

    ……

    本日は取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。新店舗もがんばってください

    こちらこそ、ありがとうございました。頑張ります。取材もおまちしています!

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